プロ麻雀・多井隆晴、Mリーグで驚愕の誤ロンチョンボ！人間のミスとプロの挑戦

多井隆晴、Mリーグで誤ロンチョンボ

プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の9月27日の第2試合で、渋谷ABEMASの多井隆晴（RMU）が驚くべき誤ロンでチョンボを犯した。この出来事は、解説者や視聴者から大きな反響を呼び、プロ麻雀界に大きな波紋を投げかけた。

試合の経緯

南2局1本場、多井はマンズの234で一盃口が完成し、4筒単騎待ちの仮テンを組んでいた。次巡に引いたのは三万。これにより、マンズが10枚の連続形となり、待ちは二・三・四・六・七万の変則五面張になった。しかし、自身の捨て牌に六万が置かれていたため、ロンはできない状況だった。多井は小考の後、フリテンリーチを敢行した。

誤ロンの瞬間

しかし、事件はこの直後に起きた。ツモに懸けたリーチと思いきや、多井は下家のU-NEXT Piratesの仲林圭（協会）が切った三万にロンをかけてしまった。多井は自らの失態に気付き、思わず口を塞いで「ああ、ごめんなさい！」と口にしたが、時すでに遅し。審判から「多井選手から不正なアガリがありました」とチョンボが申告され、個人成績に－20ポイントが科された。

解説者の反応

実況の日吉辰哉（連盟）は「な、なんで！？フリテンだよ！？うそ！？マジ！？多井さん！」とびっくり。解説の元赤坂ドリブンズの村上淳（最高位戦）は「ああ、これは…」と絶句し、その後に「多井隆晴と付き合いが長い私としては、初めて見ました。うーん…」と言葉を絞り出していた。

視聴者の反応

視聴者も驚きの声を上げた。「多井でもやるんだ？！！！」「えええええ！！」「多井が？」「プロでもこういうことあるんだなー」「滅茶苦茶レアなもんみた」「多井のこういうの初めて見たわ」と、次々に驚きのコメントが寄せられた。

試合後のインタビュー

試合後のインタビューでは、多井は「チョンボしました、はい」と自分でも信じられないといった様子で語った。「手牌を間違えましたね、二万が暗刻だと思った」「二、三、四、五、七（万待ち）だと思った」と、過ちの原因を打ち明けていた。

Mリーグについて

Mリーグは2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに拡大した。各チームは男女混成の4人で構成され、レギュラーシーズンでは各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出する。セミファイナルシリーズでは各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み、優勝を争う。優勝賞金は5000万円。

この誤ロンチョンボは、多井隆晴のプロとしての経験と実力を疑うものではなく、むしろ人間のミスの可能性を示すものとなった。プロ麻雀界のファンや関係者は、この出来事を通じて、プロ選手もまた人間であり、時にはミスを犯すこともあることを再認識した。

今後、多井隆晴がどのようにこの失態を乗り越えていくのか、そしてMリーグがどのように進化していくのか、注目が集まっている。