青森競輪場で燃える！森田優弥のG3挑戦と同期切磋琢磨の絆

青森競輪場で26日から「みちのく記念善知鳥杯争奪戦(G3)」が開催されている。S級準決勝に出走する森田優弥（26歳、埼玉、113期）に話を聞いた。

初日特選では同期の眞杉匠をマークして2着に終わった森田優弥。二次予選では自力戦を得意とする彼は、上手く中団を確保し、捲りで前団を一気に飲み込んだ。マークしていた宿口陽一も振り切っての完勝劇を演じた。

「初手は後ろ中団からになったが、どんな展開も想定していたので、自分の中では大丈夫だと思っていました。初日の終わりに眞杉にサドル周りのセッティングを見てもらった。追走していた時に上手くニュートラルに入らない感じがあったので、かなり大幅に換えてみた。まだ煮詰めるところがあるけど、また微調整してみようと思います」と、試行錯誤を重ねている様子が伺えた。

同期の眞杉匠が同じ開催に参加していることは、森田にとって頼もしい存在だ。「自分の苦手としているところを的確に教えてくれる」と、互いに切磋琢磨している眞杉の存在が大きいと語った。

勝負の準決勝は10レースに出走。吉田拓矢と雨谷一樹の茨城・栃木勢とラインを組むことになった。「吉田さんとは片手で数えられるくらいしか連係したことがないし、ラインを組むのはかなり久しぶりです。頑張ります」と、言葉に力を込めて意気込みを語った。

車番は1番外で、高橋晋也率いる東北勢は4車結束。近況は若干封印しつつあるヨコの動きも駆使して、総力戦で決勝一番乗りを決めたいと意気込んでいる。

森田優弥は、若手の実力者として注目を集めている。彼の挑戦が、今大会の注目ポイントの一つとなることは間違いない。青森競輪場での活躍に期待が高まる。