元トルコ代表FWセルハト・アクン氏、イスタンブール銃撃事件で負傷：サッカー界が衝撃

セルハト・アクン氏、イスタンブールで銃撃される

元トルコ代表FWで、現在は評論家として活躍するセルハト・アクン氏が、イスタンブールの路上で銃撃された。この事件は、ヨーロッパリーグのフェネルバフチェとユニオン・サン・ジロワーズの取材を終えた後、夕方にトルコの放送局『Sports Digitale』のスタジオを出たところでおきた。

事件の舞台となったのは、イスタンブール市内ベイコフ地区にあるスタジオの外。防犯カメラの映像には、マスクをかぶった人物がアクン氏に近づく様子が映っていた。その後、その人物は銃を一発発砲し、道路を渡ってバイクで逃走した。

アクン氏は右足に銃弾を受け、緊急搬送されて病院で治療を受けている。幸い、命に別状はないが、手術を受ける必要があると伝えられている。

アクン氏の反応

アクン氏は自身のXアカウントで、血が飛び散った右足の写真を投稿し、状況を報告した。彼は「最後の言葉はフェネルバフチェだ」とコメントを付け、クラブへの深い愛情を示した。アクン氏は長年、フェネルバフチェに所属し、クラブの象徴的な存在として知られている。

フェネルバフチェの反応

フェネルバフチェは公式声明を出し、この事件を強く非難した。クラブはアクン氏の早期回復を祈るとともに、彼の安全を最優先に考えていることを強調した。クラブの公式アカウントでは、アクン氏への支援と励ましのメッセージが次々と投稿されている。

アクン氏の経歴

セルハト・アクン氏は、1977年生まれのトルコの元サッカー選手で、主にフォワードとして活躍した。彼はフェネルバフチェでキャリアの大部分を過ごし、クラブの歴史に名を刻んでいる。また、アンデルレヒトなどでもプレーし、国際的な経験も豊富だ。引退後はサッカー評論家として活動し、その鋭い分析と洞察力で多くのファンから支持されている。