F1レッドブル、ニュージーランドの若き天才リアム・ローソンをレースドライバーに昇格
F1レッドブル、リアム・ローソンをレースドライバーに起用
F1のレッドブル・レーシング(RB)は26日、リザーブドライバーのリアム・ローソン(22)=ニュージーランド=を、第19戦アメリカGP(10月20日決勝)からレースドライバーに起用すると発表した。残り6戦で角田裕毅(24)の同僚となる。一方、レギュラードライバーだったダニエル・リカルド(35)=オーストラリア=はチームを離れ、F1から退く可能性が高い。
ローソンの昇格と喜び
ローソンのレギュラー昇格がようやく発表された。今季最終戦までの起用が決定し、彼は自身のSNSで「子どもの頃からF1ドライバーになるのが夢で、ついに実現した。この機会を与えてくれたチームとレッドブルに感謝したい」と喜びを表した。
ローソンの経歴と挑戦
昨年もリカルドの負傷欠場の際、5戦のスポット参戦で入賞経験がある。今季は開幕からレギュラーでの参戦が期待されたが、再びリザーブドライバーとしての役割に回ることとなった。もんもんとした日々を過ごしてきたが、オプション契約の期限が迫る中、ついに望んでいたポジションを獲得した。
メキース代表のコメント
チームのローラン・メキース代表は「リアムは昨季も走っているので、チームをよく知っている。自然な移行になるだろう」とコメント。リザーブとしてチームを支えてきた若武者の昇格を歓迎した。
リカルドの離脱と感謝
一方、リカルドの離脱には複雑な思いもあった。メキース代表は「ダニエルが過去2年間、私たちと懸命に働いてくれたことに感謝したい。多くの経験で得られた知識をチームにもたらしてくれた」と功績をたたえた。
リカルドのF1キャリア
リカルドは昨季、5年ぶりにレッドブルファミリーへ戻り、トップチーム復帰を狙ってRBで出直す挑戦を選んだ。しかし、通算8勝を挙げたかつての輝きを取り戻せず、更迭される形でシートを失った。
リカルドのSNSでのメッセージ
チームの発表を受けたリカルドは「一生、F1が好き。ワイルドで素晴らしい旅だった。チームや、その人々へ『ありがとう』。そして熱烈なファンへ『ありがとう』。アップダウンはあったけど、楽しかった」と、込み上げる思いをSNSにつづった。明言は避けているが、F1から退く覚悟のようだ。
今後の展望
リアム・ローソンの昇格は、F1における新たな挑戦の始まりとなる。彼の活躍が期待される一方、ダニエル・リカルドの去就には多くのファンが注目している。F1の世界は常に変化し、新たな才能が台頭することで、より魅力的な競争が繰り広げられることが期待される。
結論
リアム・ローソンのレースドライバー昇格は、F1における新たな一章の始まりを象徴している。一方、ダニエル・リカルドの離脱は、彼の輝かしいキャリアの終焉を告げる可能性がある。F1の世界は常に進化し、新たな挑戦者たちがその舞台に立つことで、より魅力的な競争が繰り広げられることが期待される。