アメリカンビキニ、2歳戦レコードVで鮮やかに逃げ切り、オープン入りを果たす

アメリカンビキニが鮮やかに逃げ切り、オープン入りを果たす

9月28日、中京競馬場で行われた9R・ヤマボウシ賞（2歳1勝クラス、ダート1400メートル、10頭立て）で、アメリカンビキニ（牝、栗東・斉藤崇史厩舎、父アメリカンファラオ）が鮮やかに逃げ切り、オープン入りを決めた。単勝2番人気だったアメリカンビキニは、勝ち時計1分23秒6（良）で、2020年にデュアリストがマークした2歳レコードに並ぶ快挙を成し遂げた。単勝1番人気のクレーキング（牡、美浦・中舘英二厩舎、父ナダル）は3着に終わった。

競走の展開

最内枠からスタートしたアメリカンビキニは、団野大成騎手の巧みな手綱さばきで先手を奪い、楽に単騎先行の形へ持ち込んだ。直線に入ると、逃げ脚が鈍ることなく、2着のスカイブルー（牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア）に2馬身半差をつける完勝だった。

2勝ともにレコードV

アメリカンビキニは、7月13日の小倉ダート1000メートルで初勝利を挙げ、57秒2の2歳レコードをマークしていた。今回の勝利で、2勝ともにレコードVを達成し、そのポテンシャルの高さを改めて証明した。

騎手と調教師のコメント

団野大成騎手は、「すごくいいスピードがあって、枠が決まってからこの競馬をしようと思っていました。まだ馬体も気性も幼さを残しますが、すごくポテンシャルが高く、今日もそれを発揮してくれました。成長とともに良くなると思います」と、アメリカンビキニの能力を高く評価した。

斉藤崇史調教師も、「今回は斤量が増えて、坂もあっていろいろ課題がありましたが、全部克服してくれました。まだまだ良くなりそうなので、先々楽しみだと思います」と、アメリカンビキニの今後の活躍に期待を寄せていた。

今後の展望

アメリカンビキニは、2歳戦で2勝を挙げ、オープン入りを果たしたことで、今後の競馬界での活躍が期待される。その高いポテンシャルと、団野大成騎手と斉藤崇史調教師の手腕が、今後も注目を集めそうだ。

結果概要

• レース名: ヤマボウシ賞
• 日付: 9月28日
• 場所: 中京競馬場
• 距離: ダート1400メートル
• 頭数: 10頭立て
• 1着: アメリカンビキニ（牝、栗東・斉藤崇史厩舎、父アメリカンファラオ）
• 2着: スカイブルー（牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア）
• 3着: クレーキング（牡、美浦・中舘英二厩舎、父ナダル）
• 勝ち時計: 1分23秒6（良）

アメリカンビキニの快挙は、2歳戦の新たな歴史を刻むものとなり、今後の競馬界に大きな影響を与えること間違いなさそうだ。