西武・増田達至投手、引退試合で最後のマウンドに立つ
西武・増田達至投手、引退試合で最後のマウンド
2024年9月28日、ベルーナドームで行われた西武―ロッテ戦で、西武・増田達至投手(36)が引退試合に臨んだ。今季限りでの引退を発表していた増田は、この試合で現役最後のマウンドに上がった。
試合は0-3で迎えた7回、増田がマウンドに立った。西武ファンにはおなじみの登場曲「ライオン」(ベリーグッドマン)が流れると、ベルーナドームは大歓声に包まれた。増田の登場に、観客は大きな声援を送った。
先頭のロッテ・岡選手に、初球は142キロの直球で見逃しのストライク。2球目は141キロの直球でボール。3球目も142キロの直球を左前に安打された。3球全て、直球勝負だった。
試合後、内外野からナインがマウンドに駆け寄り、増田を見送った。増田は帽子を一度取って一礼し、ベンチ前の監督、コーチ、選手たちと握手を交わしてベンチに下がった。
増田は、球団記録の通算194セーブを挙げた右腕として知られている。4年契約最終年の今季は抑えの座を勝ち取れず、6月中旬から2軍暮らしを強いられ、8月には引退を決意した。前日の会見では、「今年に懸ける思いをキャンプからしっかりとやってきたつもりだったが、結果がついてこなかった。試合終了が自分にとってはうれしい瞬間だった。その瞬間を味わえないのは寂しい」と心境を吐露していた。
増田の引退は、西武ファンにとって大きな-lossとなる。彼の活躍は、多くのファンの心に深く刻まれている。増田の引退試合は、彼の輝かしいキャリアの締めくくりとして、多くの人々の記憶に残ることだろう。