女優・奈緒、上京初日に迷走、パンツ一丁のお父さんから救われ
女優奈緒が上京時の驚きのエピソードを語る
女優の奈緒(29)が27日放送のTBS「A-Studio+」(金曜夜11:00)にゲスト出演し、上京時の驚きのエピソードを明かした。
番組のMCである「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔は、奈緒が上京前に福岡で活動していた際に世話になったお笑いコンビ「パラシュート部隊」から聞いた話を紹介した。「奈緒ちゃんが上京した時の、家分からなくなったっていう話を…」と切り出した。
奈緒は当時、駅から徒歩27分の所に自宅があったと振り返る。「その日は東京が何十年に一度かの大雪だったんです」と奈緒は語った。大雪の影響で全ての公共交通機関がストップし、タクシーに乗ろうとしても長蛇の列で断念せざるを得なかった。寒さに震えながら、奈緒は歩くことを決意した。
大雪の中、歩くのも一苦労だったという。「寒すぎて携帯もショートして、どこにいるのかも分からなくなっちゃって。どこかで助けを求めるからなって思った時に」1軒の家を見つけた。奈緒はドアベルを押したところ、「ガチャって開いたら、パンツ一丁のお父さんが出て来て、“ああ、お帰り~、入って~”みたいな感じで」と驚きの反応が返ってきた。「娘だと思われてた」と奈緒は笑いながら語った。
奈緒はそのまま家に入り、「パーッと入って行ったら、お父さんがパッと見て、“誰?”って」と仰天されたという。そこで奈緒は「充電器だけお借りできませんか?」と懇願した。「“おおもういいよ、入って入って”って言って入れてくださって」と奈緒は振り返った。
さらに、「“寒かったでしょう。うち今豚汁しかないけどいい?”って豚汁出してくださって、結局、豚汁食べて、いただいて」とのてなしが受けられた。「で、ちゃんと家まで帰れて」と奈緒は家を見つけることもできたと語った。
「で、後日福岡の『(博多)通りもん』って銘菓があるんですけど、『通りもん』持って、ありがとうございましたってお礼言いに行って」と奈緒は笑顔で話した。
MCの笑福亭鶴瓶は「向こうは今でも事情は分かってんの。奈緒が女優さんやいうのは」と尋ねた。奈緒は「いや、気付いてないと思います」と語り、その時の驚きと感謝の気持ちを改めて伝えた。
このエピソードは、奈緒の上京時の苦労と、人間の温かさを象徴するものとして、視聴者に深い印象を与えた。奈緒の演技力と人柄が、彼女の成功の理由の一つであることが、このエピソードからも伺える。