「マネとマネ夫人像」の謎解き:5年ぶり上演の「切り裂かれたキャンバス」
ゲキシビジョン×飛ぶ劇場「切り裂かれたキャンバス~『マネとマネ夫人像』をめぐって」
2024年10月12日から14日まで、福岡県の北九州市立美術館本館 アネックス棟3階 レクチャールームで、ゲキシビジョン×飛ぶ劇場の新作「切り裂かれたキャンバス~『マネとマネ夫人像』をめぐって」が上演されます。
この作品は、アート作品をモチーフにした演劇シリーズ「ゲキシビジョン」の第1弾として2013年に初演され、その後2019年にも上演されました。5年ぶりの上演となる今回は、エドガー・ドガ作「マネとマネ夫人像」がなぜ切り裂かれたのかという謎を解き明かし、その名画の裏側にある物語を描き出します。
作品の背景
「マネとマネ夫人像」は、19世紀の印象派の巨匠エドガー・ドガが描いた作品で、エドゥアール・マネとその妻の姿を捉えています。しかし、この作品は1974年にパリのオルセー美術館で展示中に、謎の人物によって切り裂かれるという事件が起こりました。この事件は、芸術界に大きな衝撃を与え、作品の真偽やその背景に隠された秘密について多くの議論を巻き起こしました。
演劇の内容
「切り裂かれたキャンバス~『マネとマネ夫人像』をめぐって」は、この事件をきっかけに、マネとマネ夫人の人生、そしてドガの創作意図や作品の歴史を掘り下げます。演劇は、美術館での展示や事件の再現、そして当時の社会背景を交えながら、観客に深い思考を促します。
スタッフとキャスト
- 作・演出:泊篤志
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出演:
- 内山ナオミ
- 葉山太司
- 文目卓弥
作品解説
演劇の後には、北九州市立美術館の学芸員である清田幸枝氏による作品解説が行われます。清田氏は、この作品の歴史や芸術的な価値、そして事件の背景について詳細に解説し、観客の理解を深めます。
特別割引
学生や高校生は、特別割引が適用され、展覧会観覧料も含まれた料金でご観劇いただけます。この機会に、芸術と演劇の融合を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
「切り裂かれたキャンバス~『マネとマネ夫人像』をめぐって」は、芸術作品の裏側にある人間ドラマと、その作品が引き起こした社会的影響を描いた演劇作品です。5年ぶりの上演となる今回は、新たな視点と深みを加えて、観客に新たな感動と思考を提供します。ぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく。
2024年10月12日(土)~14日(月・祝)に、北九州市立美術館でお楽しみください。