錦織圭、ジャパン・オープン準々決勝で敗れるも奮闘、ルネが逆転勝利

錦織圭、ジャパン・オープン準々決勝で敗退

男子テニスの木下グループ・ジャパン・オープン第5日（29日、東京・有明コロシアム）で、シングルス準々決勝が行われ、6年ぶりに出場した元世界ランキング4位の錦織圭（ユニクロ）が、世界ランキング14位のホルガー・ルネ（デンマーク）に6-3、2-6、5-7で敗れた。2021年8月のシティ・オープン以来、約3年ぶりのツアー4強入りとはならなかった。

試合後、ルネはコート上でのインタビューで「とても難しい試合だった。錦織選手は今日とてもいいプレーをしていた。けがもあって、それでもカムバックして、サービスもプレーもとても良かった。今日はコートを動かされた」と振り返った。ルネは第3セット、3-5の第9ゲームで一度錦織にマッチポイントを握られたが、「本当に負けそうだった」と崖っぷちに立たされた。しかし、そこから4ゲームを連取し、逆転勝利を収めた。

ルネは30日の準決勝で、前年覇者のベン・シェルトン（米国）とアルトゥール・フィス（フランス）の勝者と対戦する。

錦織圭は、長年の怪我からの復帰後、再びトップレベルの試合に挑戦している。今回のジャパン・オープンでは、6年ぶりの出場ということもあり、多くのファンが注目していた。試合では、錦織の経験と技術が存分に発揮され、特に第1セットではルネを圧倒するプレーを見せた。しかし、第2セット以降、ルネの粘り強いプレーと戦略的な展開に押され、最終的に敗れた。

ルネの勝利は、彼の成長と強さを示すものとなった。ルネは試合後、錦織のプレーを称賛し、自身の逆転勝利を喜んだ。今後の準決勝でも、ルネの活躍が期待される。

一方、錦織圭は今回の敗戦を経験として活かし、さらなる成長を目指すことが期待される。長年の怪我からの復帰後、再びトップレベルの試合に挑戦している錦織の姿は、多くのテニスファンに希望を与えるものとなった。今後も、錦織の活躍に注目が集まるだろう。