【鮮烈デビュー】スタイラスメソッド、武豊騎手共感の操縦性とセンス
スタイラスメソッドが9月29日の中山新馬戦(芝2000メートル)で鮮烈なデビューを飾った。最内枠から好スタートを切り、主導権を握ると、前半1000メートルは1分3秒0とスローなペースでレースを進め、後半はペースを上げてラスト2ハロンを11秒8─11秒4でまとめた。2着馬に3馬身差の完勝を収め、操縦性の高さやセンスのよさも印象的だった。
血統面では、2008年のNHKマイルCと日本ダービーを制したディープスカイが伯父に当たる。スタイラスメソッドは芝の中距離向きと見られるが、半兄のケルティックソード(父ハーツクライ)はJRAのダートで4勝を挙げており、砂適性も秘めている可能性がある。
武豊騎手は「ズブいと聞いていましたが、思ったよりスッと行けました。直線でも追ってからもう一度伸びて、なかなか走りますね」と評価。速い時計への対応や控えたときにどうかという未知数な部分もあるが、将来性は高いと見られている。