武豊騎手とアルリファ:凱旋門賞への挑戦と自信
武豊騎手、凱旋門賞出走馬アルリファーの感触を語る
55歳の武豊騎手が、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日、フランス・パリロンシャン)に出走するG1・2勝馬アルリファー(牡4、J・オブライエン)について、初コンタクトの感触を語った。
28日、中京競馬場で取材に応じた武豊騎手は、「強い追い切りではなかったですが、おとなしくて乗りやすい馬です。体調も良さそうで、いい感じでした。調教では特に気になるところはなかったです」と、好印象を口にした。
今週24日には、共同オーナーのキーファーズ代表松島正昭氏とともに、アイルランドのJ・オブライエン厩舎の私設調教場オウニングヒルを訪れ、1週前の追い切りにまたがった。この経験を通じて、アルリファーの能力と調子を確認し、凱旋門賞に向けての準備を進めた。
欧州の大手ブックメーカーでは、アルリファーの単勝前売りオッズは10倍前後で、5、6番手の評価を受けている。1番人気は前哨戦ニエル賞を制したソジー(牡3、A・ファーブル)。日本代表のシンエンペラー(牡3、矢作)は2、3番手と見られている。
武豊騎手は、凱旋門賞への意気込みを語り、「アルリファーは非常にバランスの良い馬で、調教での動きも安定しています。凱旋門賞は世界最高峰の競馬レースの一つで、多くの強豪馬が参戦しますが、アルリファーの実力と調子を考えると、十分に勝負できると思っています」と、自信をのぞかせた。
また、松島正昭代表も、「アルリファーはJ・オブライエン調教師の下で着実に成長しており、凱旋門賞に向けて最高の状態で臨めるよう、万全の準備を進めています。武豊騎手とのコンビネーションも素晴らしいと感じています」と、期待を込めた。
凱旋門賞は、世界中の競馬ファンが注目する一大イベントであり、アルリファーと武豊騎手のコンビがどのようなパフォーマンスを披露するか、多くの期待が寄せられている。