【ドキュメンタリー】VNL福岡大会:次世代へ繋ぐバレーボールの熱気
VNL福岡大会は大きな反響を呼んだ。VNL 2024福岡大会(男子:6月4~9日、女子:6月11~16日)がドキュメンタリー番組となり、4日にNHK WORLD-JAPANで放映される。
世界三大大会と称されるVNLの福岡大会は、「ワンヘルス」「SDGs」の理念に基づき、商業主義に偏らない持続可能な大会運営を実行した。世界的な注目を集めたことを受け、福岡県スポーツ推進基金の中平稔人氏に焦点を当てて番組が制作された。
福岡大会では、選手と観客が近い距離で交流できるファンゾーンを設置。特に男子代表の人気は高く、スロベニア戦(3-1で勝利)では試合開始1時間前に選手が会場入りしたタイミングに合わせ、200人以上のファンが雨に降られながら黄色い歓声を送るなど、大きな反響があった。
男子代表のセッターとして活躍した関田誠大(ジェイテクト)は、「ファンの方々と今までにない距離感でプレーができ、声援が本当に後押しになった。また、われわれ日本代表だけでなく、他国の試合にも多くの方々が足を運んでくれたと聞き、バレーボール熱が高まってきていることを実感した大会でもあった」と振り返った。さらに、「この放送を通して、新しいスポーツ大会の在り方を考えるきっかけになり、次世代につないでいってほしい」と呼びかけた。