池田エライザが語る「海に眠るダイヤモンド」:運命を感じた新日曜劇場出演と共演者との絆

池田エライザが語る「海に眠るダイヤモンド」:運命を感じた新日曜劇場出演と共演者との絆

神木隆之介が主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」が10月からスタートする。この作品は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎・端島と、現代の東京を舞台に、70年にわたる愛と友情、家族の壮大な物語を描く。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”の家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡ぎつつ、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけ出す。

脚本は野木亜紀子、監督は塚原あゆ子、プロデューサーは新井順子が務め、「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)などを手掛けたヒットメーカーたちが、完全オリジナル作品で初の日曜劇場主演に挑む。

神木は、1950年代の端島に生きる主人公・鉄平と、現代の東京に生きるホスト・玲央の一人二役を演じる。また、鉄平の良き理解者である兄・進平役で斎藤工、鉄平に思いを寄せる食堂の看板娘・朝子役で杉咲花、端島に突然現れた謎の女性・リナ役で池田エライザ、鉄平の親友でありライバルである賢将役で清水尋也、ある過去を抱える自由奔放な鷹羽鉱業職員の娘・百合子役で土屋太鳳が出演。さらに、宮本信子、國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさしといった実力派俳優陣がストーリーを盛り上げる。

池田エライザが演じるリナは、端島に突然現れた謎の女性。彼女は何かを抱えている様子がありながらも、生きることを決して諦めない強さや包容力を持つ。池田はリナについて、「ミステリアスという設定ではあるが、神経質で怖い女性ではない。よく人を見ているし、気を配ったり、クスッと笑っていたり、さまざまな表情をお見せできる」と語る。また、リナには「想像を絶する経験をしているキャラクター」であり、「セリフの行間にリナらしさがある」と述べ、演じる上で心がけていることを明かした。

池田は神木隆之介について、「すごくフランクに話してくださる方で、たまにオタク的で凝り性な一面が垣間見える」と語り、現場の雰囲気が和やかである理由を神木の存在に帰している。「主演の神木さんが一番大変なのに、いつも楽しそうにいてくださるので、ありがたいです」と感謝の言葉を述べた。

他の共演者については、土屋太鳳との共演を楽しみにしていると語り、「彼女の演技を見るのは楽しい」と述べた。また、清水尋也とは以前共演したことがあるが、「堅苦しいあいさつをされて笑っちゃいました」と、再会のエピソードを明かした。

ロケ撮影については、「海沿いで撮影をしていると、どの時代にも水平線があったんだなと実感します。この景色と共に、ずっと人の営みがあったんだなと思うとすごくエモーショナルな気持ちになります」と語り、セットでの撮影も楽しみにしていると述べた。

最後に、池田は「1つでも多くのメッセージが1人でも多くの方の心に届くように、ドラマ作りに参加しているみんなで最善を尽くしながら、繊細に丁寧に、かつ大胆に取り組んでいます。何か1つでも届けることができたらいいなと思います」とメッセージを寄せた。