「4256安打の伝説、ピート・ローズ逝く―栄光と悲劇の野球人生」

「4256安打の伝説、ピート・ローズ逝く―栄光と悲劇の野球人生」

ピート・ローズさんが9月30日、83歳で亡くなった。ローズさんは米大リーグで歴代最多の4256安打を記録した選手として知られている。レッズ監督在任中に野球賭博に関与したとして永久追放処分を受けたが、その功績と問題点が多くのメディアで取り上げられた。

ニューヨーク・タイムズは「栄光と不名誉をもたらした野球界のスター」と題して、ローズさんの生涯を報道。選手として「ハッスルプレーでファンから愛された」と評価しつつ、「現役時代からギャンブル問題で大リーグ機構から注意を受けるなど、問題を抱えていた」とも伝えた。

米球界からは悲しみの声が相次いだ。大リーグ機構は「偉大さとガッツあふれるプレーに敬意を払ったファンやご家族に哀悼の意を表する」と声明を発表。アレックス・ロドリゲス氏はX(旧ツイッター)で「悲しみに満ちている。彼ほど野球を愛した人はいなかった」とコメントし、ホセ・カンセコ氏は「野球殿堂にいるべき人」とつづった。