大谷翔平、49盗塁目を決める 「50-50」まであと一歩

大谷翔平、49盗塁目を決める 「50-50」まであと一歩

大谷翔平、49盗塁目を決める 「50-50」まであと一歩

1回、大谷翔平選手が二盗を決め、今季49盗塁目を達成しました。この試合は、ドジャースが敵地でマーリンズと対戦し、4対8で快勝。大谷選手は「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打で49盗塁目を決めました。史上初の「50本塁打、50盗塁」達成まで、あと2本塁打と1盗塁に迫っています。

大谷選手の盗塁は、初回の打席で左前打を放った直後に決まりました。次打者のベッツへの初球にスタートを切り、マウンド上の左腕ウェザーズと正対する形から迷わず加速。敵地に集まったドジャースファンの歓声の中、二塁に滑り込んだ後、捕手の悪送球を誘って一気に三塁を陥れました。この盗塁は、6試合ぶりの成功で、大谷選手は「失敗しないことが第一」と常に強調しています。最後の盗塁死は7月22日のジャイアンツ戦で、その後26連続成功を記録し、盗塁成功率を92・5%に上げました。

日本選手としては、2001年にイチローが56盗塁をマークして以来、23年ぶりのシーズン50盗塁に王手をかけました。さらに、史上初の「50本塁打、50盗塁」達成まで、あと2本塁打と1盗塁に迫っています。

試合後の監督会見では、現役時代に盗塁のスペシャリストとして49盗塁の自己記録を持つデイブ・ロバーツ監督が、大谷選手の盗塁について解説しました。「送球がそれることを願っていた。まずまずのスタートだったので、送球が良ければアウトだった」と述べました。また、史上初の快挙を目前にしていることに触れ、「なんというシーズンだ。打撃だけでも素晴らしいのに、よりすごいのは盗塁できる足を維持している点だ。技術と才能。本当に素晴らしい。明日か、(明後日の)本拠地で記録を抜いてほしいね」と笑顔を見せました。

チームとしては、序盤の一発攻勢で主導権を握り、逃げ切り勝利で90勝に到達しました。ナ・リーグ西地区の首位をキープし、地区優勝マジックを7に減らすとともに、ワイルドカードを含むプレーオフ進出マジックも1にしました。

ドジャースは昨季まで11年連続でポストシーズンに進出しており、プレーオフ進出はワールドチャンピオンになるための通過点となっています。しかし、過去6年間エンゼルスでプレーした大谷選手にとっては、プレーオフ進出は大きな目標の一つです。勝利のために打って、走る。その熱い思いで「50-50」の金字塔を打ち立てることを目指しています。

大谷選手の活躍は、ドジャースのプレーオフ進出への道をさらに明るく照らしています。今後の試合でも、彼の素晴らしいパフォーマンスが期待されます。