上田綺世、浮き沈みのパフォーマンスに課題 監督プリスケから「自信の問題」指摘
上田綺世は10月6日に開催されたオランダ1部リーグの第8節、トゥウェンテ戦で今季2ゴール目を記録し、チームの2-1の勝利に貢献した。試合後、ブライアン・プリスケ監督は上田のパフォーマンスについて言及し、課題を指摘した。
上田は2023年にフェイエノールトに加入したが、センターフォワードの位置はメキシコ代表のサンティアゴ・ヒメネスが絶対的なレギュラーとして君臨していたため、昨季は26試合で5得点をマークしながら、先発出場は5試合にとどまった。
今季も開幕からバックアッパーの立場だったが、ヒメネスが太ももの負傷で戦線離脱し、全治3か月と予想される中、上田にはエースの穴埋めが期待された。トゥウェンテ戦では2試合連続のスタメン出場となり、前半28分に左サイドからのクロスを頭で合わせて先制点を奪った。その後、チームは2-1で勝利を収めた。
試合後の会見でプリスケ監督は上田のパフォーマンスについて、「ゴールには満足したが、彼にはさらなる期待を寄せていた」と述べた。また、「彼のパフォーマンスは上がったり下がったり波がある。今、彼にはプレッシャーがかかっているが、彼は自分のクオリティを示さなければならない」と課題を指摘した。
さらに、プリスケ監督は「あの位置でボールを保持するのが簡単ではないことは分かっているが、もう少しボールを保持してほしい。彼のマインドセットの問題ではないと思う。彼は真のプロフェッショナルであり、ハードワークし、身体のケアもしっかりしている。それよりも自信の問題だ」と、プレーでの要求や、絶対的ストライカーの代役を務めている難しい現状について言及した。
ヒメネスが負傷交代した試合で得点し、今節でも貴重な先制点を挙げた上田は、代表活動に臨む。代表でもクラブでもさらなる期待がかかる。