ドジャース、主力のケガと苦戦が続く…第4戦はブルペンデーに、勝負の行方は?
ドジャースのロバーツ監督は、8日(日本時間9日)にサンディエゴのペトコパークで行われた地区シリーズ第3戦で、パドレスに6-5で敗れた。この敗北により、ドジャースは1勝2敗となり、地区シリーズ突破への道が険しくなった。
大谷翔平投手(30)は「1番・指名打者」でフル出場したが、4打数1安打に終わった。3回無死一塁の場面でバットを折りながら中前安打を放ち、1点差に迫るT・ヘルナンデスの満塁本塁打につなげたが、4回以降は両軍とも得点を奪えず、試合はそのまま終了した。
ドジャースは苦しい状況に追い込まれている。内転筋を痛めていたロハスは、ポストシーズン3試合連続スタメン出場を果たしたが、2回の三遊間へのゴロを捕球した際に状態が悪かった。3回には中前安打を放ったものの、無死一、二塁でベッツが中前安打を放った際、三塁で止まり、大谷も二塁を大きく回ったところで止まった。ロバーツ監督は再び三塁に向かい、代走のパヘスが送られた。ロハスは「かなり悪い」と自身の状態を説明した。
また、右足首捻挫の影響で毎試合出場が危ぶまれていたフリーマンも、試合前から右足首を気にしていた。4回の二併打ではやや高めのボールをキャッチして一塁ベースに右足から着地し、表情をゆがめた。8回2死走者なしの場面では中前安打を放ち、代走が送られて途中交代となった。
ロバーツ監督は、ロハスについて「試合に出続けることはできなかった。あした負ければ敗退が決まるので、試合に出たいと思うだろう。どれだけのプレーができるのかを見極めなければいけない。なのでまだあしたのことは分からない」と説明。フリーマンについても「フレディー(フリーマン)も同じだ」と述べ、遊撃と一塁を守る2人の第4戦の出場が微妙な状況になっている。
ポストシーズン前には先発のグラスノー、ストーン、カーショーらが相次いで離脱。ここまで山本、フラーティ、ビューラーが先発してきたが、第4戦は先発陣が足りないこともあり、27歳のナックも選択肢の一つとして考えられている。ブルペンゲームという苦渋の選択も視野に入れている。レギュラーシーズンでメジャー全30球団で最多98勝を挙げたドジャースだが、現在は苦しい戦いが続いている。