国学院大・坂口翔颯、145キロ直球で初登板!2回を無失点に抑える堂々の復活
この日を誰もが待っていた。国学院大は打線が振るわず中大に2-0で敗れたが、今秋初めてベンチ入りしたドラフト候補の最速153キロ右腕・坂口翔颯投手(4年=報徳学園)が2番手として6回から登板。2回を完全救援し、「最初は緊張したが、もう不安はありません」と笑顔を見せた。
神宮のマウンドを存分に楽しんだ。右肘のケガの影響で5月22日の亜大戦を最後にリーグ戦の登板はなかった。140日ぶりに立った神宮では145キロをマークした直球に加えて、スライダーやカットボールなどの変化球も自在に操り、エースとしての貫禄を示した。23球の投球はチームに勇気を与え、「今投げられる球を駆使すれば抑えられることも分かった」と手応えを語った。
すでにプロ志望届は提出済み。リーグ戦も終盤にさしかかり、アピールの場は少なくなっていくが、「どんな場面でも抑える自信はある」と意気込む。チームの勝利のため、そして夢のため、逆襲の秋がようやく始まった。