早大・吉納翼の逆転3ランが印象的、法大に勝利しリーグ戦連覇へ大踏步
早大・吉納翼、逆転3ランで法大に勝利
2024年9月29日、神宮球場で行われた東京六大学野球第3週第2日の試合で、早稲田大学(早大)は5―4で法政大学(法大)に競り勝ち、1勝1分けとした。この試合で注目を集めたのは、今秋ドラフト候補の吉納翼外野手(4年)だ。2点を追う7回に逆転3ランを放ち、チームの勝利に大きく貢献した。
絶好調の吉納翼
試合は2点を追う7回1死一、二塁の場面で、3番打者の吉納翼が147キロの外角直球を逆方向の左翼席に運んだ。この逆転3ランにより、早大は試合の流れを一気に引き寄せた。ベンチに戻った吉納は、小宮山悟監督と抱擁を交わし、喜びを分かち合った。
吉納は試合後、「同点で(2試合連続引き分けに)終わって明日から2戦となると投手がきつい。何とかしてやりたいという気持ちが打席で表れた」と語り、チームの勝利への強い思いを語った。法大との初戦は9回引き分けだったが、この日は主砲の活躍で決着をつけた。
記録に迫る勢い
リーグ戦開幕から4試合で4本塁打を量産するなど、吉納の勢いは止まらない。2004年秋に法大の田中彰、2017年秋に慶應義塾大学(慶大)の岩見雅紀が記録したリーグ記録の7本塁打も射程圏内だ。さらに、この日の5打点を加え、計15打点を記録。1979年秋に慶大の青島健太が記録した22打点のリーグ記録も狙える位置につけている。
プロへの意気込み
吉納は6日にプロ志望届を提出し、プロへの道を歩み始めた。しかし、彼の言葉にはチームへの強い思いが込められていた。「ドラフトよりも何とかしてチームの(リーグ)連覇に貢献したいという気持ちが強い」と語る吉納。一打席、一球に集中し、結果を残すことで、輝かしい未来が待っていると語った。
早大の今後の展望
早大はこの勝利により、リーグ戦での優勝に向けた大きな一歩を踏み出した。吉納翼の活躍は、チームの士気を高め、他の選手たちにも大きな影響を与えている。今後も、早大の選手たちが一丸となって、リーグ連覇を目指す姿が期待される。
この試合は、吉納翼の逆転3ランが印象的な一戦となった。彼の活躍が、早大の今季の成績に大きく影響を与えることは間違いない。今後の試合でも、吉納翼の活躍に注目が集まるだろう。