ブリヂストン『BP-02』パター:ダブルワイドヘッドとショートネックが生む新次元のパティング体験
ブリヂストンスポーツは、2024年9月6日に『BP-2』パターを発売します。このパターは、アンサー型ヘッドにワイドソールとショートネックを採用しており、シリーズ全体のコピーは「接点の科学から生み出した『バイティングフェース』をパターに採用。滑らずにスピンを抑え、インパクトでの安定をもたらし、ラインに乗りやすい高性能パター」となっています。
『BP-2』の特徴は、最新のテクノロジー「バイティングフェース」です。このテクノロジーは、ウェットなシーンやインパクトでのミスでも安定した転がりを生み出す効果があります。また、「HYBRID CANTLEVER INSERT(ハイブリッド カンチレバー インサート)」というテクノロジーも採用されており、U字を逆さにしたような片持ち梁構造とシリコンの組み合わせで、打感を良くし、順回転を促進し転がりを良くする効果があります。
『BP-2』は、ブレードのアンサー型の中でも最も新しいスタンダードであるダブルワイドヘッドを採用しています。ソールの幅が約2倍になっており、ブレードとマレットの良いとこ取りをしています。ショートネックの組み合わせは、21世紀になってから生まれた王道のスタンダードで、ラインナップに入っていることに納得できます。
試打した際の感想では、『BP-2』の打音はやや大きめで、硬質で低めの高音で気分良い音質です。打ち応えはしっかりしており、手応えは敏感で芯感はやや鈍いですが、これはマイナスではありません。スクエアなフォルムが歪みなく構えやすく、ミスヒットでもブレが小さく安定しています。距離感もしっかり打って距離を合わせやすい一方で、敏感なタッチも出せるため、オートマチックに距離感を打てるやさしさがあります。
ロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典氏は、『BP-2』はダブルワイドのパターヘッドを味わい尽くしたい人のためのパターだと評しています。買いやすい価格になっているため、練習用のサブパターとしても所有する価値があります。『BP-2』は、奇をてらうところがなく、敏感なのでミスがわかりやすく、集中した練習ができます。スクエアなヘッドはストレートにもアークにも使えるため、多様なシーンに対応できます。
『BP-2』は、アンサー型のブレードとして丁寧に作られており、ワイドソールがミスを助けてくれる一方で、インパクトで手先の小さな動きがダイレクトに伝わる敏感さがあります。この特徴を上手く生かせるゴルファーにとって、『BP-2』は最高のパターになる可能性があります。パットが得意で、腕に自信のあるゴルファーに特にオススメです。
『BP-2』は、インパクトで独特の重さがあり、違和感ではなく、気持ちが良い感覚です。新しいフェースの影響で、ストレートにコロがろうとする感じがします。ストレートなラインには特に効果的で、曲がるラインの場合は少し曲がりが小さくなります。
ダブルワイドが好きなゴルファー、使用しているゴルファー、使ってみたいと思っていたゴルファーは、軽い気持ちで『BP-2』を手にして、ボールをコロがしてみてください。最初の一球で、答えが出るのが『BP-2』というパターなのです。