「アジアへの敬意を表明」パウラ・バドサ、人種差別疑惑で釈明「シワをいじっていた」
元世界ランク2位のパウラ・バドサ(スペイン)が、人種差別疑惑について言及した。バドサのコーチがSNSに投稿した写真で、バドサが箸を使って目尻を引っ張り、アジア人を揶揄するジェスチャーを披露していた。この写真は前週の「中国オープン」に参戦した際のものだったが、現在は削除されている。
英大衆紙『THE Sun』は、バドサが中国滞在中に箸で目を引っ込めて人種差別的なジェスチャーをしたと非難する激しい反発がテニスサポーターから起こったと報道。ファンからは「人種差別?」、「恥を知れ!」、「愚か者よ」、「言葉が出ない」などの批判が殺到し、バドサは釈明を余儀なくされた。
バドサは次のようにコメントした。「いや、そんな風に思わないでください。まさかこんな風に解釈されるとは思ってもみませんでした。私たちはアジアの人々の真似をしているわけでもありません。顔やシワをいじっていました。私はアジアが大好きで、アジア人の友達もたくさんいます。彼らはとても親切です」
しかし、ファンの怒りは収まらず、バドサはX(旧ツイッター)で謝罪した。「本当に申し訳ありません。これが人種差別を意味するとは知りませんでした。すべての責任は私にあります。これらの失敗を次に活かしたいです。ご理解いただければ幸いです」
なお、バドサは10月7日に開幕した「武漢オープン」にエントリーしていたが、シングルス1回戦が始まる直前に胃腸のトラブルで棄権した。