罵倒されし錬金術師、その才能が大商会に見出されしとき - 「無能と言われた錬金術師」1巻
王都の学院を首席で卒業し、夢見ていた錬金術師になった男爵令嬢のアマンダ。しかし、働く商会では人手が足りないにも関わらず、会長に罵倒されながら途方もない数の魔道具を作らされる日々を送っていた。家でも父に「無能」だと蔑まれた挙句、家を追い出されてしまったアマンダ。
寒空の下、アマンダが錬金術で一晩を過ごす居住空間を作っていると、そこに大商会の会長兼侯爵家当主のカリストが現れる。アマンダの境遇と類稀なる錬金術の才を知ったカリストは、数日後に自らスカウトにやってきた。
無自覚な天才錬金術師のシンデレラストーリーが描かれる。