【巨人】船迫大雅の初勝利が示す、チーム力の結晶...創設90周年の節目に輝く優勝への貢献

【巨人】船迫大雅の初勝利が示す、チーム力の結晶...創設90周年の節目に輝く優勝への貢献

巨人が4年ぶり48度目(1リーグ9度含む)のリーグ優勝を達成し、球団創設90周年の節目を飾った。この優勝に貢献した選手たちの活躍を掘り下げ、特に船迫大雅投手の今季初白星について紹介する。

6月23日、東京ドームで行われた巨人対ヤクルトの試合。巨人は4―3で勝利し、船迫大雅投手が今季初勝利を挙げた。試合後、ロッカーに戻った船迫は「『こういう試合はいい投球をした人に付くんだよ』と泉から聞いて。それで気付きました」と語った。

4―3の6回に3番手として登板した船迫は、相手の流れを完全に断ち切る1回無安打無失点で役割を全うした。先発予定だった菅野が腰痛のため回避され、ルーキーの又木が急きょ先発した。2番手の赤星が4回途中からマウンドに上がると、「打順の構成を見ながら、次は来るかなとカバーしていた」と準備万端だった。仲間のアクシデントがあったことで、「いつも以上に(救援陣に)火は付いていた」と思いを白球に込めた。

2年目の船迫は、どんな状況でも仕事をこなしてきた右のサイドハンド。開幕前から「投げられる場面であれば、どこでもいきます」と頼もしい言葉を口にし、その言葉通りに行動してきた。決して目立つ役割ではないが、重要な存在としてチームに貢献。この試合では新人王候補にも挙がる右腕にスポットライトが当たった。