リヴァプールの新時代:スロット監督下での戦術変革とソボスライの活躍
リヴァプールに所属するハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが、アルネ・スロット監督率いるチームや今後の目標について語った。イギリス紙『ミラー』が9日にコメントを伝えている。
ユルゲン・クロップ氏による9年間の長期政権に終止符を打ち、今夏にスロット監督の下で新たなスタートを切ったリヴァプール。5シーズンぶりの優勝を目指すプレミアリーグでは7試合を消化した時点で勝ち点18の首位に立っており、チャンピオンズリーグ(CL)ではミラン、ボローニャ相手に連勝。カラバオカップではウェストハムを下しており、新体制最初の10試合を9勝1敗という見事な成績で終えている。
在籍2年目のソボスライは中盤の攻撃的ポジションを主戦場に、ここまで公式戦9試合に出場し、1ゴール3アシストをマークする活躍で、“新生”リヴァプールを牽引している。クロップ氏の下でも主力として活躍した同選手は、前体制と現体制の違いについて、指揮官の特徴も交えながら次のように明かした。
「ユルゲンがいた時はボールを奪ってから直線的にゴールへ向かい、得点を決めていた。しかし、今はよりボール保持率を高め、落ち着いて後方からビルドアップするという違いがある。ユルゲンは正に12番目の選手だった。もし可能であれば、ピッチに飛び込んでタックルしていただろう。その点で言えば、新監督はより冷静だ。計画したことを何とか実行すれば上手くいくことを理解している」
ソボスライが見据えているのは、新体制でのタイトル獲得だ。ザルツブルクやライプツィヒで多くのトロフィーを掲げてきた同選手は「CLで優勝したい。ピッチでアンセムを聞き、ゴールを決めるのを子供の頃から夢見ていたんだ。そして、リヴァプールでプレミアリーグを勝ち取りたい」と意気込みを示している。