「ドラえもん」の大山のぶ代さん、90歳で死去 「てれびくん」が追悼のコメント
大山のぶ代さんが90歳で死去したことが11日に分かった。大山さんは、国民的アニメ「ドラえもん」のテレビ朝日版で、26年間ドラえもんの声を務めた声優として知られている。
小学館の雑誌「てれびくん」の公式X(旧ツイッター)では、追悼のコメントが投稿された。「女優、声優の大山のぶ代さんが9月29日に90歳で逝去されたそうです。50年代から活躍。声優としても『ブーフーウー』のブー、『ハリスの旋風』の国松、『無敵超人ザンボット3』の神勝平などで活躍し、特に『ドラえもん』のドラえもんは25年以上演じ親しまれました。謹んで哀悼の意を表します」との内容だった。
大山さんは東京都生まれで、1956年に女優としてデビュー。翌年から声優としても活動を始めた。1979年に「ドラえもん」のアニメがスタートし、大山さんは主人公のドラえもんの声を担当。個性的な声で人気を博し、同局の看板番組となった。2005年3月まで声優を務め、30代以上の視聴者層にとっては「ドラえもん」=大山のぶ代の声という印象が強い。
2012年に認知症と診断され、2016年からは老人ホームに入居。2017年に夫で俳優の砂川啓介さんが亡くなった後も、ホームの職員らと過ごしていた。