<相棒 season23>水谷豊&寺脇康文、10年目のコンビで新たな挑戦「普段はあんなにおしゃべりなのに笑」

<相棒 season23>水谷豊&寺脇康文、10年目のコンビで新たな挑戦「普段はあんなにおしゃべりなのに笑」

「相棒 season23」が10月16日から水曜午後9時に放送される。主演の水谷豊さんが演じる杉下右京と、寺脇康文さんが演じる亀山薫のコンビは、通算10シーズン目を迎える。

寺脇さんは「おめでたいことですね」と喜びを語り、水谷さんは「よくここまで来たな、と思います。ただ1年が早いってよく大人たちが言いますが、ほんとに“あっという間”ではありました」と振り返る。また、前シーズンまでのエピソードで400話を超えたことに触れ、「ゲストだけでも400人以上。不思議な気持ちになります。ただ間違いなく言えるのは、スタッフを含めとても良いチームだからこそ、ここまで来られたのだと思います」と述べた。

長く続く刑事ドラマとしての「相棒」について、水谷さんは「おかげさまで『相棒を見て警察官になりました』って声を掛けていただくこともあります」と語り、寺脇さんは「警視庁の前でロケをすると、警察官の方たちがみんなニコニコしてこっちを見てくれるんです。とてもうれしかったですね」と現場でのエピソードを紹介した。

右京の変化について、水谷さんは「初期の頃と比べて堅物のようだった右京も変わっているなと感じるのですが、右京の変化についてどう思いますか?」という質問に対して、「それは(人として)自然なことですよね。でも、そもそもこんなに長くやるとは思っていませんでしたから。短いシリーズだったら堅物で終わるはずだったんですよ(笑)!でも無理に何かを変えようとして演じてはいませんね」と答えた。寺脇さんは「(右京と薫の)関係性をこうしましょうとかは一度も話したことがないんです。2人で現場で感じているままに演じているんです」と述べた。

撮影現場での緊張感について、水谷さんは「シーンによってはものすごく緊張するんです」と語り、寺脇さんは「もちろん全部大事なシーンですが、今日決めるぞ!というシーンの前では2人でうろうろしながら気持ちを高めているんです。そういう時だけは、お互いにしゃべらないですね」と明かした。

初回スペシャルの物語について、水谷さんは「『相棒』では(脚本が完成した後に)社会で実際に似たような出来事が起きる……というのがよく起こるんですよ。不思議な現象だな、と。今回もそういう風に始まります。これぞ相棒の原点!というようなお話になっていると感じました」と語った。

「相棒 season23」は例年通り、毎週水曜午後9時に2クールにわたって放送される。16日放送の初回拡大スペシャル「警察官A」には、「相棒 season16」第19話「少年A」に登場した加藤清史郎さんが再びゲスト出演する。