胡口和雄アナ「ONで育ってきたから」…2000年日本シリーズの思い出と今年の巨人・ソフトバンク対決への期待

胡口和雄アナ「ONで育ってきたから」…2000年日本シリーズの思い出と今年の巨人・ソフトバンク対決への期待

胡口和雄アナウンサーは、2000年の巨人とダイエー(現ソフトバンク)の日本シリーズについて語った。当時、長嶋茂雄さんと王貞治さんの対決は、胡口アナにとって感慨深いものだった。「僕らは長嶋さん、王さんを取材してきたので、幼い頃からONで育ってきたから、やっと長嶋さんと王さんが日本シリーズで顔合わせできるようになったなと思い出深いですね」と語った。

2000年の日本シリーズは、10月21日(土)から始まり、21日(土)と22日(日)は東京ドームで1、2戦が行われた。その後、23日(月)に福岡ドームで3戦目が行われ、24日(火)と25日(水)は福岡ドームで別のイベントが開催されたため試合が行われず、26日(木)と27日(金)に4戦、5戦が福岡ドームで行われた。28日(土)には再び東京ドームに戻って第6戦が行われ、巨人が9-3で勝利し、6年ぶり19回目の日本一を達成した。

ダイエーが1、2戦を勝利したが、その後巨人が4連勝で日本一を達成した。胡口アナは、「逆に飛び飛びの日程が巨人投手陣に良い方に働いたんじゃないかなという記憶があるんだよね。余裕を持ってローテーションを組めたのかなと。長嶋さんはイーブンに持っていければ、6戦、7戦でピッチャーをふんだんに使えると思ったんじゃないかな」と分析した。

ニッポン放送でも「ON対決」の日本シリーズを盛り上げた。「ONに関わる女性レポーターが一人ずつつきましたね。我々はフォローに回っていた方だったからレポーターの仕事はなかったんですよ。彼女らをアシストする役割で、話すのが彼女らというパターンになっていましたね。ニッポン放送総動員でON対決を盛り上げた。解説者を含めてね」と語った。

今年はセ・リーグを制したのは巨人、パ・リーグを制したのがソフトバンク。12日からクライマックスシリーズが始まり、日本シリーズ進出を目指している。胡口アナは、「巨人とソフトバンクが顔を合わせて、ともにONが会長で長嶋さんが終身名誉監督で残っている。2人が見守る中での巨人、ソフトバンクのカードになればいいな、と思っているし、違った意味での中継ができて苦しんだ巨人、楽勝なペナントを送ったソフトバンク。そういう絡みがすごく面白いかなと思っている」と語った。

また、「阿部、小久保両新監督同士の対戦でフレッシュなイメージがある。力と力の対決で、戦力的にはソフトバンクが上だと思っているけど、阿部監督の手腕が非常に見ものだなと思っているね」と、巨人とソフトバンクによる日本シリーズを熱望している。