W杯アジア最終予選、インドネシアの勝利が台無しに…審判の不可解な判定に大統領も激怒

インドネシアは9月の北中米ワールドカップアジア最終予選第3節で、バーレーンと対戦し2-2の引き分けに終わった。試合は後半アディショナルタイム（AT）9分に、バーレーンのFWムハンマド・マルフーンが同点ゴールを決め、試合終了のホイッスルが鳴った。当初示されていたATは6分だったが、オマーン人のアハメド・アルカフ主審は3分延長して試合を続けたため、インドネシア側は激しく抗議した。

インドネシアは前半に先制を許したものの、前半ATに同点ゴールを決め、後半には逆転ゴールを挙げて初勝利を目指していた。しかし、この不可解なAT延長により、勝ち点2を逃すこととなった。インドネシアのシン・テヨン監督率いるチームは、サウジアラビア（1-1）とオーストラリア（0-0）との対戦でも勝ち点1ずつを獲得しており、バーレーン戦での勝利が非常に重要だった。

インドネシアのメディアは「審判の判定により、すでに見えていたインドネシアの勝利が台無しになった」と報じ、サッカー協会はFIFAに抗議文を送った。さらに、ジョコ・ウィドド大統領も「本当に腹が立っている。インドネシアは2対1でリードしており、追加時間は6分だったが、9分が経過し、最後の瞬間にゴールが決まった」と、審判の判定を強く批判した。この結果、インドネシアはグループCの2位に浮上する機会を逃すこととなった。