16歳張本美和、中国女子を圧倒!アジア選手権で決勝進出、地元メディアも驚愕の“メダルゼロ”
日本の16歳の張本美和が快進撃を続けている。現在、カザフスタン・アスタナで開催されている卓球アジア選手権で、張本は女子シングルスの準決勝で伊藤美誠をゲームカウント3対1で破り、決勝進出を果たした。これにより、女子団体の金メダルに続く今大会2冠を狙う。13日の決勝では、北朝鮮のキム・クムヨンと対戦する。
一方、中国女子代表は異例の結果となっている。中国の選手は誰も女子シングルスの準決勝に進むことができなかった。絶対エースの孫穎莎は女子団体決勝で日本に敗れた翌日に怪我により棄権を発表。王芸迪と陳幸同もベスト4進出を逃した。
中国国内では、この結果に対する反応が厳しい。スポーツメディア『捜狐体育』は、「女子シングルスで緊急事態が発生した。中国女子代表チームの誰も4強に進めなかった」と報じ、「孫穎莎を下したキム・クムヨンに王芸迪がストレートで敗れ、陳幸同は張本に1対3で敗れた。これはかなり衝撃的な結果であり、敗因を分析し、反省する必要がある」と指摘している。
同メディアは、中国チームの準備過程にも問題があると指摘。「強敵と対戦する際、中国チームは研究と分析が不十分な場合があり、試合中に効果的な戦術を立てられない。相手を過小評価すべきではない。張本やキム・クムヨンはすでに大きな脅威だ。選手の心理的ケアやコンディション調整にも課題が見られ、改善が必要だ」と述べた。さらに、「失敗を真摯に受け止めて前に進むべきだ。中国女子代表が総合力で世界トップである事実は変わらない」と続けている。
中国女子代表は、混合ダブルスと女子ダブルスでは準決勝進出を果たしている。一方、中国男子は団体で優勝。シングルスでは林詩棟のみがベスト4に残っているが、ダブルスではエントリーした2つのペアが揃って準々決勝で敗退した。