日本代表、アジア予選3連勝で欧州クラスの実力示す…中国メディアも驚嘆「UEFAに転籍して」
日本代表は現地時間10月10日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3節でサウジアラビアと対戦し、2-0で勝利した。これで日本は無傷の3連勝を達成した。試合は序盤から拮抗した展開だったが、前半14分にMF鎌田大地が先制点を奪取。その後も集中した守備で相手の攻撃をしのぎ、後半36分には途中出場のFW小川航基が追加点を決め、2-0で勝利を収めた。この勝利により、15日に埼玉で行われるオーストラリア戦に弾みをつけている。
サウジアラビアとのアウェー戦は日本代表にとって過去3連敗の「鬼門」だったが、今回の勝利でその壁を打ち破った。中国のメディア関係者やファンも日本代表の安定した強さに注目し、驚きの声を上げている。サッカー週刊誌の編集長を務めた傅亜雨(フー・ヤ―ユー)氏は、「日本の3試合、パフォーマンスが素晴らしすぎる」と称賛した。
中国版X(旧ツイッター)の「微博(ウェイボー)」でも日本戦の結果が話題となり、フォロワー264万人のスポーツ関連アカウント「ジーボーバー」が報道。コメント欄では、「欧州準一流クラスがアジア予選を戦っているのは、スイカを割り、野菜を切るようなものだ」「UEFA(欧州サッカー連盟)に転籍してくれないか?」「欧州予選に参加してくれ」といった反応が寄せられた。
中国のサッカー専門媒体「足球報(ズーチュウバオ)」も「3連勝、無失点!」と題して結果に言及。中国人ファンからは「強すぎる」「アジアの覇主だ」とチーム力を称える声が多数寄せられた。一方で、3連敗でグループ最下位に沈む自国代表に触れ、「日本の総得点、半分は我々が提供した」「どうやっても勝てる国と、どうやっても勝てない国がある」といった自虐や嘆きの声もあった。