国学院大、出雲駅伝2度目の優勝!アンカー平林が駒澤を振り切り2019年以来のV

国学院大、出雲駅伝2度目の優勝!アンカー平林が駒澤を振り切り2019年以来のV

出雲駅伝、国学院大学が2019年以来2度目の優勝を果たした。この大会は「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」の学生三大駅伝の一つで、14日に開催された。国学院大学は2時間9分24秒で初戦を好スタート切った。

この大会には、今年の箱根駅伝を制した青山学院大学、箱根駅伝で3位の成績を収めた城西大学、3連覇を目指す駒澤大学、そして、今年2月の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録となる2時間6分18秒で優勝し、来年の東京2025世界陸上マラソン代表の参加標準記録もクリアしているエース、平林清澄(4年)を擁する国学院大など、21チームが参加した。

気温28.4℃、湿度46%の高温下で行われた出雲路は、「スピード駅伝」と呼ばれ、厳しい戦いとなった。1区(8㎞)はレースのリズムをつくる中、駒澤大のルーキー桑田駿介(1年)が先頭集団に、青山学院大のキャプテン鶴川正也(4年)は中団でレースを展開。暑さによりレースは3kmまでスローペースで進んだが、4kmあたりからペースが上がり、有力校が順調に追走した。

後半1.5kmでアイビーリーグ選抜が先頭に立ち、国学院の青木瑠郁(3年)、青山学院の鶴川、ルーキー桑田も追走。残り400mで青学の鶴川が飛び出し、トップでタスキを渡した。

2区(5.8km)では、2位でタスキを受けた青山学院の野村昭夢(4年)が前半をトップで走ったが、1区10位だった創価大の吉田響(4年)が8人抜きで2位に浮上し、4kmで青学・野村を抜いてトップに立った。青学の野村は付いていけず、3位に後退。創価大の吉田は9人抜きで区間賞を獲得し、トップでタスキを繋いだ。

3区(8.5km)では、トップの創価大がスティーブン・ムチーニ(2年)から山口翔輝(1年)に交代し、20秒差で追う2位の青学から黒田朝日(3年)がスタート。3km付近で2位集団に青学、駒澤、大東文化、国学院、アイビーリーグ選抜が続き、4.2kmで青学、駒澤、国学院が創価大を追いつき、トップ集団が4チームとなった。6.5kmで国学院の辻原輝(2年)が遅れ、トップ争いは青学の黒田、駒澤の山川拓馬(3年)に絞られ、残り500mで青学の黒田が逆転し、トップでタスキを繋いだ。2位は駒澤、3位は国学院となった。

4区(6.2km)では、トップの青学が宇田川瞬矢(3年)、追う駒澤が伊藤蒼唯(3年)で、4km付近で駒澤の伊藤が追いつきトップに立った。5km付近で青学の宇田川が遅れ、徐々に差が開いた。4区結果は駒澤がトップ、5秒差で2位の青学、9秒差で3位の国学院となった。

5区(6.4km)では、青学の若林宏樹(4年)と駒澤の島子公佑(2年)が並走し、5.2km付近で国学院の上原琉翔(3年)が先頭に立ち、青学・若林は付いていけず。残り500mで国学院の上原がスパートし、トップでアンカー平林清澄(4年)にタスキを渡した。4秒差で2位の駒澤、24秒差で3位の青学となった。

最長の6区(10.2km)では、トップの国学院が平林、2位の駒澤が篠原倖太朗(4年)、3位の青学が太田蒼生(4年)で戦いが展開。4.5km付近で国学院の平林が揺さぶりをかけ、5.7km付近で一気に勝負を仕掛け、最後まで冷静な走りで差を広げ、国学院が逆転優勝を果たした。

上位10位の結果は以下の通り:

  1. 国学院大学
  2. 駒澤大学
  3. 青山学院大学
  4. 創価大学
  5. アイビーリーグ選抜
  6. 早稲田大学
  7. 城西大学
  8. 帝京大学
  9. 法政大学
  10. 大東文化大学