【出雲駅伝】国学院大、5年ぶり2度目の栄光 平林清澄が区間賞獲り見事なアンカー走
国学院大学が5年ぶり2度目の優勝を果たした。最終6区では、平林清澄(4年)が区間賞を獲得し、駒澤大学の篠原幸太郎(4年)との接戦を制して、首位で出雲ドームにゴールした。4区から3人連続で区間賞を獲得し、後半で力強いレースを見せた。
1区では青木瑠郁(3年)が3位、2区の山本歩夢(4年)が5位、3区の辻原輝(2年)が3位、4区の野中恒亨(2年)が区間賞で3位と差を縮め、5区の上原琉翔(3年)が区間賞の走りで首位に立った。
平林は5年前の優勝レースを再現したいと願い、「精いっぱい走りました。優勝できてよかったです」と語った。首位でつないだ仲間たちにも感謝し、「皆、ありがとう!」と笑顔を見せた。
平林は2月の大阪マラソンで2時間6分18秒で優勝し、初マラソンの日本最高記録を更新した。学生の枠にとどまらない結果を示し、チームに大きな刺激を与えた。1万メートルの平均タイム(上位6人)は28分12秒42で出場チーム中最速だった。
前田康弘監督はレース前から「チームの状態は非常に良いです。勝負しにきました」と自信を示していた。「5年前は勝つ確率は低いと思っていたが、今回は勝ちに来て勝つつもりです」と決意を語った。
チームのスローガンは「歴史を変える挑戦~EP・3~」。11月の全日本大学駅伝、来年1月の箱根駅伝でも総合優勝を目指し、出雲から新たな歴史を作っていく。