【出雲駅伝】平林清澄の活躍で国学院大が5年ぶり2度目の優勝を果たす
国学院大学の平林清澄が活躍し、5年ぶり2度目の出雲駅伝優勝を果たした。14日に行われた出雲駅伝(島根・出雲大社前~出雲ドーム前)は、国学院大が2時間9分24秒で優勝。最終6区を任された平林は、2位の駒澤大学の篠原倖太朗と一時並んだが、「これは自分が行くしかない」と決意し、上り区間でスパートをかける。最後まで軽やかな走りを維持し、チームを優勝へと導いた。
平林は初優勝時の2019年大会で、当時ホンダの土方英和が4位からの逆転勝利を遂げたレースを見て、「すげえ」と鳥肌が立ったという。その感動を胸に国学院大学への進学を決意し、「自分が憧れたレースを再現しようと、チームのために走った。優勝できて良かった」と感慨深げに語った。
また、2月の大阪マラソンでは初マラソン日本最高記録と日本学生記録を同時に更新する2時間6分18秒で優勝、国学院大のエースとして期待される中でも、「最後6区には自分がいると言いたかったけど、ここにいる選手みんな強いので、最後はみんなの胸借りるつもりで、みんなの勢いを借りて優勝することができた。本当にありがとう」とチームメートへの感謝の言葉を述べた。
今後、全日本大学駅伝や箱根駅伝など大きなレースが控えており、前田康弘監督は「本当に多くの方に支えられての優勝。みなさん、ありがとうございました。これからも頑張ります」と充実した表情で語り、次なる戦いへ向けて意気込みを示した。