麻生久美子、極貧から成功へ:『おむすび』での母親役が視聴者から高評価
女優の麻生久美子(46)が、NHK朝ドラ「おむすび」で結(橋本環奈)の母親役を演じ、視聴者から高く評価されている。結や祖父(松平健)、父(北村有起哉)との食事シーンでの温かくしっかりとした母親像が、多くの支持を集めている。
麻生の演技力は、幼少時代の壮絶な経験に支えられている。麻生は千葉の山あいの集落で生まれ、父の麻雀での浪費や両親の離婚により、幼少期から極貧生活を送らされた。母親は働きづめで、近所の池にいるアメリカザリガニを食べることもあったという。著書「いろいろないろ」(幻冬舎)では、ザリガニが家族にとって小さな贅沢だったことを振り返っている。
〈家に持って帰るとザリガニがご馳走に早変わり。友達にはよく驚かれたけど、うちではちょっとしたおやつになっていたのでした。味は甘エビです〉
麻生は16歳でデビューし、29歳で人気スタイリストと結婚。都内の一等地に2億5000万円の豪邸を建設するなど、苦労しながらも成功を収めた。現在は2児の母として、仕事と育児に尽力している。
業界内でも、麻生の評価は高い。「主役から脇役までこなせる女優で、特に脇に回ったときの、主役を引き立てる絵柄のバランスは最高です」(ドラマ関係者)。TVコラムニストの桧山珠美氏も、「『カンゾー先生』でのヌードも辞さない体当たりの演技や、『時効警察』でのコメディエンヌとしての才能が高く評価されています。PubMed同時に、母親役もこなせる多才な女優です」と語る。
麻生は先日、NHKの朝の情報番組「あさイチ」にも出演し、視聴者から好評を得た。「麻生久美子が嫌い」という声をあまり聞くことがないほど、高い好感度を得ている。
麻生の「極貧エピソード」は、度々話題になり、視聴者に共感を呼んでいる。その壮絶な半生と成功の軌跡は、多くの人々に勇気と希望を与えている。