大谷翔平、初回先頭打ち本塁打でドジャースにWS進出の一歩!「明日決める気持ちで臨む」
ドジャースの選手大谷翔平投手(30)は、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で1番打者として出場し、初回先頭打者本塁打を放ち、2戦連続となる通算3号ホームランをマーク。3打数1安打1打点3四球、4得点を挙げる活躍を見せた。この試合はドジャースが10-2で勝利し、4年ぶりのワールドシリーズ進出まで1勝とした。
ニューヨークでの試合開始早々、大谷は初回2球目のキンタナのシンカーを打ち返し、打球速度117.8マイル(189.5キロ)の本塁打を放ち、客席のブーイングを黙らせた。
大谷は、試合前にチームメートのフリーマンから「レイトショーはいいから早めに打ってくれ」と言われていたと語った。その言葉を受け、大谷は期待に応えた。
前日の第3戦では、8回に決勝となる3ランホームランを放ち、第4戦を欠場したフリーマンから一発を期待されていた。大谷は8回まで無安打だったが、初安打が先制の一発となった。
2打席連続でホームランを放った大谷の活躍は、メッツの投手陣にも大きな影響を与えた。三回の第2打席からは真っ向勝負を避けることが多くなり、3打席連続で四球を選び、2番打者ムーキー・ベッツが安打や適時打を放ち、大谷の出塁をすべて得点に結びつけた。
ベッツは、大谷について「彼は最高の選手。たった20打席で人間だったというだけだ」と言及し、全幅の信頼を寄せている。ベッツ自身も、今年のポストシーズンで3本塁打を含む10安打10打点を挙げており、大谷の活躍に触れて「ただただ楽しい。彼が打ったら得点するつもりでいつも準備している」とコメントした。
敵地での2連勝を呼び込んだMVP受賞経験者による1、2番のコンビは、互いに実力を認め合い、チームの勝利に貢献している。