12打席連続出塁、マンシーがPS記録に並ぶ「チームの勝利が何より」大谷先発豪打でさらに勢い
ドジャースのマックス・マンシー内野手(34)が17日(日本時間18日)、ニューヨークで行われたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「6番・一塁」で先発出場し、チームの勝利に貢献した。
マンシーは、2回1死で迎えた第1打席で四球を選んだ後、3回2死一、三塁の第2打席でも2打席連続で四球で出塁した。5回1死の第3打席でも、外角中心の攻めに対して冷静にボールを見極め、四球を選んだ。7回の第4打席では、相手3番手のメイトン投手の高めカットボールを中前打で弾き返し、Hランプを点灯。これで、第2戦の第2打席から12打席連続出塁をマークし、レジー・ジャクソンが1977年から翌78年にかけて記録したポストシーズンの連続出塁記録に並んだ。同一シーズンに限ると最長記録となった。
試合後、マンシーは記録について「知らなかった」と驚きを表したが、「ただ、出塁し、チームメイトに打点のチャンスを与えられるのはクールなことだ」と、得点に結び付いたことを喜んだ。
12打席連続出塁のうち、8つが四球によるもの。打席でのアプローチについては「重要なのは、ストライクゾーンの球は積極的に打ち、そうではない球はスイングしないということをより深く理解することだ」と述べ、チーム全体で攻め方が共有できていることを強調した。
この日はフリーマンが欠場し、マンシーは一塁で先発出場。チームのネクストマン・アップ(次の選手が代わりを果たすこと)のメンタリティについては「チーム全体がやろうとしていることを受けて入れている。個人ではなくチームのためにプレーするという思いが motivo になっている。それができているのは見ていても楽しい。今日はいい日だった。明日はもう一戦、勝ちに行く」と、チームの絆と連携を称えた。
また、大谷翔平の先頭打者アーチについては「大きかった。走者なしの場面でワイルドな数字(無安打)を残していたけど、私たちにとって大きなスタートになった。打てる球が来て、彼は見逃さなかった」と評価した。
チームは対戦成績を3勝1敗とし、リーグ優勝とワールドシリーズ進出に王手をかけている。第5戦で決めるか問われたマンシーは「それができたら大きい。ただ、私たちの目標はワールドシリーズだ。(明日も)正しいプレーをしなければいけない」と、リーグ優勝が最終目標ではなく、その先を見据えて戦う決意を示した。