山本由伸投手の素晴らしいピッチングを称賛する前田健太投手
タイガースの前田健太投手が28日、テレビ朝日系「報道ステーション」に生出演。メジャーリーグのワールドシリーズで好投したドジャースの山本由伸投手について分析した。
山本投手は25日(日本時間26日)の第1戦では1点を追う8回にWS初安打の右越え二塁打で同点劇を演出し、延長10回はフリーマンがWS史上初の逆転サヨナラ満塁弾を放ち先勝。26日(同27日)の第2戦では先発投手の山本が6回1/3を1安打1失点と好投し4―2で勝利、連勝を決めた。
前田投手は山本の好投について「素晴らしいピッチングだった。凄く状態が上がってきていると思いますし、全球種しっかりといい状態で投げられている」と評価。特にジャッジ選手を完璧に抑えた点を指摘した。
山本投手は1―1の同点の3回2死走者なしで迎えたジャッジの第2打席で、カウント2―2からインコース高めのストレートを投じ右飛に仕留めた。前田投手は「コースも高さも完璧。素晴らしいボール」と称賛。また、4―1とリードした6回2死走者なしで迎えた第3打席では、カウント2―2からインコースへのスプリットで空振り三振に斬った。前田投手は「バッターとしてはさっきのインコースへのストレートが頭に残っている。同じコースからの(球種の)投げ分けで、ジャッジ選手からはストレートに見えたんじゃないかなと思う。このボールも本当に最高のボール」と褒め称えた。「山本投手の技術、バッテリーの配球が勝った」と評価した。