国民民主党・玉木代表「政局キーマン」に浮上、若い世代から支持
衆議院選挙での大敗を受けて、自民党は協力を求めていた国民民主党の玉木代表に対して、再び連立を求める動きが持ち上がっています。しかし、玉木代表はこれを改めて否定し、立憲民主党など複数の野党からも接触を受けていることを明かしました。
東京駅前での衆院選最終日の演説では、「玉木コール」が起き、多くの人が集まりました。日本テレビの出口調査では、20代、30代の比例代表での投票先が、自民党や立憲民主党を抑え、国民民主党が1位となりました。
玉木代表は東京大学法学部を卒業し、ハーバード大学の大学院を修了しています。2009年の衆院選で初当選し、民主党員だった当時は与党議員となりました。
玉木代表は「対決より解決、政策本位の姿勢」を強調し、今回の選挙で掲げた経済政策に評価をいただいた結果だと考えます。また、「自民党公明党は足りないんであれば、我々野党側の意見も丁寧に聞くこと」として、新しい与野党の政治文化の必要性を訴えました。
一方、首相指名選挙への対応については、現時点では自分を指名するとしながらも、他党への協力に含みを持たせています。国民民主党は、自民党への協力の条件として「103万円の壁」撤廃などを要求する考えです。