史上3人目の50分切り! 駒大篠原倖太朗が意地の7区区間賞を獲得
全日本大学駅伝で、駒大の篠原倖太朗が7区区間賞を獲得した。篠原は、トップの青学大とは2分47秒差の5位でタスキを受け、城西大と創価大をかわして3位に浮上。49分57秒で区間賞を獲得した。
篠原は「1区から6区まで、思うように行かなかった選手もいたと思いますが、その選手たちが必要以上の責任を負わないように、少しでも前へ前へと意識しました」と主将としての役割を全うした。区間歴代3位、3人目の50分切りも「過去の先輩方の記録を追っていこうと思ったのですが、やはり田澤さんは強かった」と振り返った。
駒大は史上初の5連覇を狙っていたが、1区で13位、2区で16位と苦しい序盤となった。しかし、3区の伊藤蒼唯が区間2位で反撃の狼煙を上げると、徐々に順位を押し上げていた。
篠原は全日本大学駅伝には2年時5区、昨年は3区を務めていずれも区間2位。今年の箱根駅伝では1区区間賞を獲得した。9月末には5000mで日本歴代10位、屋外日本人学生最高の13分15秒70をマークしていた。10000mでも5月の日本選手権で27分35秒05をマークしている。出雲駅伝では6区を務め、平林が区間賞で篠原と太田は区間3位タイ。
篠原は「一番負けたくない相手。次も勝てるようにしたい。箱根と合わせて誰が一番強いか決めたい」と力を込めた。