伊藤沙莉の心からのメッセージ:『虎に翼』の最終週へ

伊藤沙莉の心からのメッセージ:『虎に翼』の最終週へ

伊藤沙莉が語る『虎に翼』の主人公・寅子

NHK総合で毎週月曜から土曜の午前8時15分に放送されている連続テレビ小説『虎に翼』。主人公・佐田寅子を演じる伊藤沙莉のオフィシャルインタビューが到着した。

『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった三淵嘉子をモデルにした物語。困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供たちや追い詰められた女性たちを救っていく、情熱あふれる法曹たちの姿を描いている。

最終週を迎えて

「いよいよ最終週を迎えますが、寅子を演じてみていかがでしたか?」

伊藤沙莉は、「演じるに当たって、セリフに書かれている以外の部分で『この人、本心ではどう思っていたろう?』と考える時間がとても多かったです。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました」と語る。寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗を重ねてきた人物。伊藤自身も、このドラマを通じて一人の人間として成長させてもらったと振り返る。「寅子でいられて、本当に幸せでしたね」と、演じた喜びを語った。

クランクアップの感想

「先日、撮影はクランクアップしました。いまのお気持ちをお聞かせください。」

伊藤は、「とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったとあらためて思いますし、撮影していたころに戻りたいです(笑)。昨日もよねさん(土居志央梨)と、そんな話をしていたんですよ!」と、撮影期間の濃密な時間を振り返る。彼女は、共演者との絆や、作品に対する愛情を語り、視聴者にもその思いが伝わるだろう。

視聴者へのメッセージ

「最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。」

伊藤は、「『虎に翼』は、『いろんな人がいていいんだ』という証しになったのかなと思います。そして放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者の皆さんと共に歩んできたドラマでした」と、視聴者への感謝の言葉を述べる。彼女自身も、登場人物を通して様々な考えを見聞きしながら、「この考え方も面白い」「これは初めての感覚だな」と感じていたという。「この作品が皆さんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」と、視聴者へのメッセージを締めくくった。

『虎に翼』は、主人公・寅子の成長と挑戦を通じて、多様性と希望のメッセージを届けている。伊藤沙莉の演技と、作品全体の温かさが、視聴者に深く響いていることだろう。最終週も見逃せない。