「虎に翼」第128回:美位子の判決と少年法改正の行方

「虎に翼」第128回:美位子の判決と少年法改正の行方

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第128回が9月25日に放送されました。この回では、最高裁大法廷で美位子(石橋菜津美)の事件の判決が下される重要な場面が描かれました。

寅子(伊藤沙莉)は早朝、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)の事務所を訪ね、緊張した面持ちで判決を待つ姿が描かれました。一方、少年法改正を議論する法制審議会少年法部会は、結論が出ないまま平行線をたどっていました。この状況に、寅子は久藤(沢村一樹)らと「愛」について語り合う場面も見られました。これは、多岐川(滝藤賢一)の口癖でもあった言葉で、物語の中で重要なテーマとして繰り返し登場します。

「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリーです。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿が描かれています。この物語は、法曹界の女性たちの活躍と、社会の変革を描いたリーガルエンターテインメントとして、視聴者から高い評価を得ています。

最終週では、寅子たちの努力がどのように結実するのか、そして美位子の運命がどうなるのか、注目が集まっています。視聴者にとって、この回は物語のクライマックスへと向かう重要な一歩となることでしょう。