『神の雫/Drops of God』、初の国際エミー賞ノミネートで日本のドラマが世界に輝く

『神の雫/Drops of God』、初の国際エミー賞ノミネートで日本のドラマが世界に輝く

『神の雫/Drops of God』、国際エミー賞連続ドラマ部門にノミネート

Huluオリジナルドラマ『神の雫/Drops of God』(全8話、Huluで配信中)が、国際エミー賞2024の連続ドラマ部門(Drama Series)にノミネートされたことが明らかになった。この賞は、米国外で制作・放送された優秀なテレビ番組を表彰するもので、『神の雫/Drops of God』は日仏米共同製作の国際連続ドラマとして、その質の高さを世界に認められた。

『神の雫/Drops of God』は、日本のワインブームに火を付け、海外でも広く愛読されている漫画『神の雫』(作:亜樹直、画:オキモト・シュウ/講談社)が原作となっている。実写ドラマ化にあたり、原作の中心キャラクターである神咲雫をフランス人女性カミーユ(演:フルール・ジェフリエ)に置き換え、聡明なワイン評論家・遠峰一青(演:山下智久)を新たな主人公として設定した。

物語は、世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが遺した総額160億円にも及ぶ“世界最大のワインコレクション”の相続権をめぐる、アレクサンドルの弟子・一青と、アレクサンドルの一人娘・カミーユの国境を越えたワインテスト対決を描いている。この対決は、ワインの知識だけでなく、人間の感情や絆を深く掘り下げ、視聴者を引き込む魅力的なストーリーとなっている。

本作は、世界随一のグローバルテレビジョンスタジオ、レジェンダリー・テレビジョン(アメリカ)と、高品質なテレビ番組を世界中の視聴者に届ける独立系製作配給会社のダイナミック・テレビジョン(アメリカ)、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオン、そして日本からHulu Japanの4社で共同製作された。Hulu Japanの作品が国際エミー賞にノミネートされるのは今回が初めてであり、日本のコンテンツが世界の舞台で高く評価されたことを示している。

「国際エミー賞」は、60を超える国・地域、500社以上の放送機関などが加盟する「国際テレビ芸術科学アカデミー」(International Academy of Television Arts and Sciences、通称IATAS)主催の権威ある賞で、今年で52回目を迎える。受賞作の発表および授賞式は、米ニューヨークにて現地時間11月25日に行われる予定だ。

『神の雫/Drops of God』は、動画配信サービス「Hulu」にて配信中。世界中のワイン愛好家やドラマファンに向け、その魅力を存分に発揮している。このノミネートは、日本のコンテンツが国際的に認められる重要な一歩となり、今後の日本のエンターテインメント産業の発展に大きな影響を与えること間違いなしである。