伊藤万理華主演『チャチャ』舞台挨拶、自由奔放なヒロインと彼女の猫のような生き方

伊藤万理華主演『チャチャ』舞台挨拶、自由奔放なヒロインと彼女の猫のような生き方

映画『チャチャ』舞台挨拶の様子

24日、女優の伊藤万理華が都内で開催された映画『チャチャ』の舞台挨拶に、共演の中川大志、藤間爽子、塩野瑛久、そして酒井麻衣監督と共に出席した。イベントでは、中川の質問攻めに伊藤が苦笑いする場面も見られた。

作品の概要

本作は、「(not) HEROINE movies」=ノットヒロインムービーズの第4弾作品。新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクトの一環として制作された。主人公のチャチャは、自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、自分は“野良猫”と一緒だと考え、仕事も恋も気の向くままに突っ走っていく女性を伊藤万理華が演じる。

伊藤万理華の役柄について

伊藤は、役柄について次のように語った。「タイトルにもなるくらいのキャラクターなので、浮いた存在として、ちゃんとキャラクターとしても現実にいてもおかしくないようにしたいなと思ったんですけど、自分の中でやってみたら、監督とは違うチャチャ像になっちゃっていたみたいで『もうちょっと伊藤さんのまんまでいいよ』と言われたんです」。彼女は、監督の期待に応えるために、自分自身の個性を活かして役を演じることを心がけた。

酒井麻衣監督のコメント

酒井監督は、脚本の段階で伊藤万理華を想定していたわけではないと明かした。「実は脚本の時には当て書きではなくて、オリジナルでチャチャという野良猫みたいな女の子を想像していたんです。で、伊藤さんと出会って、『チャチャさんがいらっしゃる』と思って、ぜひとお願いした」と語る。さらに、伊藤の魅力についても触れ、「伊藤さんを知れば知るほどすごく魅力的で、『チャチャがこうだったらいいな』と伊藤さんによってチャチャが彩られていく感じもあって、無意識な行動が本当に素敵なので、そこを伝えたくて『その感じでお願いしたいです』とずっと伝えてました」と述べた。

ビザールラブストーリーとしての特徴

本作は、ビザール(風変わりな)ラブストーリーとして知られている。イベントでは、自身の風変わりな一面について話す場面もあった。伊藤は、「気付いたらクッションが増えている」と報告し、「なんか作っちゃうんですよね。買ったりもするんですけど、着なくなったTシャツとかトートバッグとか、綿詰めておけばいいじゃん」と語った。これに対し、中川は「名言出ましたよ。『綿詰めておけばいいじゃん』」と繰り返し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

中川大志の質問攻め

伊藤が話すそばから、中川は「ご自宅にですか?」「作っちゃう? 買うのではなく?」「何個くらいあるんですか?」と質問を繰り返した。伊藤は「そんなに興味持つ?」と苦笑いしながらも、「20個くらいはあるんじゃないですか。多いですか?」と答えた。

映画『チャチャ』の公開情報

映画『チャチャ』は、10月11日より全国公開される。自由奔放な主人公チャチャの物語を通じて、現代の若者たちの生き方や恋愛観を描いた本作は、多くの観客の心を捉えること間違いなしの作品となっている。