「虎に翼」第129回:寅子の成功と家族の絆を祝う感動のシーン

「虎に翼」第129回:寅子の成功と家族の絆を祝う感動のシーン

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の1場面(C)NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子さんの半生を再構成したフィクション作品。伊藤沙莉が主人公の猪爪寅子を演じる。

◆第129回のあらすじ◆

優未(川床明日香)は寅子(伊藤沙莉)に、やりたいことや好きなことがたくさんあると話す。寅子はこのうれしい知らせを受けて、すぐに花江(森田望智)の元に報告に向かう。ちょうど直治(今井悠貴)がアメリカから帰ってくるタイミングとなり、猪爪家の面々が集まった。久々のにぎやかな食卓となり、寅子の成功を祝うために、女子部のなつかしい仲間たちも「笹竹」に集まってくれる。

「虎に翼」は110作目の朝ドラで、昭和初期から戦時下を経て奮闘する主人公の姿を、吉田恵里香氏の脚本で描く。タイトルの「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で、「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味を持つ。

この回では、寅子の周囲の人々が彼女の成功を祝う温かいシーンが描かれ、彼女の成長と人間関係の深さが感じられる。優未の言葉は、寅子にとって大きな励みとなり、彼女の未来への希望と意欲をさらに高める。直治の帰国も、家族の絆を再確認する機会となり、猪爪家の団欒が印象的に描かれている。

「虎に翼」は、主人公の寅子が時代の波に翻弄されながらも、自分の夢を追い続ける姿を描くことで、視聴者に勇気と希望を与える作品となっている。