「虎に翼」: 日本初の女性弁護士、猪爪寅子の奮闘と成長

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の1場面（C）NHK

伊藤沙莉がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜午前8時）は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子さんの半生を再構成して描くフィクション作品。伊藤は主人公の猪爪寅子役を演じる。

◆第128回のあらすじ◆

最高裁大法廷では、美位子（石橋菜津美）の事件の判決が出されようとしていた。寅子（伊藤沙莉）は早朝、よね（土居志央梨）と轟（戸塚純貴）の事務所を訪ねる。一方、少年法改正を議論する法制審議会少年法部会は結論が出ないまま平行線をたどっていた。寅子は久藤（沢村一樹）らと「愛」について語り合う。これは多岐川（滝藤賢一）の口癖だった。

「虎に翼」は110作目の朝ドラで、昭和初期から戦時下を経て奮闘する主人公の姿を、吉田恵里香氏の脚本で届ける。物語は、主人公の猪爪寅子が、女性として社会で活躍するための道のりを描く。彼女は、法律の世界で数々の困難に直面しながらも、強い意志と情熱で挑み、最終的には日本初の女性弁護士となる。また、彼女の周囲には、様々な背景を持つ人々が登場し、それぞれの人生が交錯しながら、寅子の成長を支えていく。

「虎に翼」のタイトルは、中国の法家「韓非子」の言葉で、「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味を持つ。この言葉は、主人公の猪爪寅子の人生を象徴しており、彼女の強さと成長が物語を通じて描かれる。視聴者にとって、彼女の挑戦と成功の物語は、現代社会でも多くの共感を呼ぶことだろう。