金村義明氏が「天才」選手として立浪和義氏を称賛
元プロ野球選手の金村義明氏(61)が、BSジャパネクストの野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」に出演し、自身が「天才」と認める選手の名前を明かしました。その選手こそ、元西武ライオンズの大塚光二氏(57)ではなく、6歳年下の元中日ドラゴンズの立浪和義氏です。
金村氏は1994年のオフに近鉄からフリーエージェント(FA)となり、中日に移籍しました。そこで初めて出会った立浪氏について、金村氏は「天才や」との言葉を紡ぎ出しました。当時、18歳で星野仙一監督の元でレギュラーとして活躍していた立浪氏は、他の選手とは一線を画する存在でした。金村氏は「彼は唯一、名選手の中でも殴られたことがない」と語り、その特別さを強調しました。
練習中でも立浪氏の姿勢には一貫性がありました。金村氏が練習に励んでいると、「シーズンまだ先ですよ。僕はこんな体やから今から一生懸命やっていたら開幕まで持ちません」と言って、バットを振らずにタイミングの取り方だけを繰り返して帰ることもあったそうです。また、キャンプ地からランニングで帰ることになっても、立浪氏は一人だけタクシーを利用するという一面もあったということです。
しかし、金村氏は「シーズンに入ったらボコボコ打つ」と笑いながら、立浪氏の実力を認めました。立浪氏はロッカールームでも別格で、磨かれたグローブがきれいに並べられ、バットはジュラルミンケースに乾燥剤と一緒にしまってあったと話し、そのプロ意識の高さがうかがえます。
こうしたエピソードを通じて、金村氏は立浪氏の特異な才能とプロ意識を高く評価し、その「天才」ぶりを改めて強調しました。