神田正輝、27年半にわたる「朝だ！生です旅サラダ」MC卒業、その功績と旅への情熱

神田正輝、27年半の旅サラダＭＣを卒業

俳優の神田正輝が28日、テレビ朝日系旅情報番組「朝だ！生です旅サラダ」（大阪・ＡＢＣテレビ制作、土曜・午前8時）に生出演し、27年半にわたるＭＣを卒業した。この日の放送では、神田が大好きなグアムを「旅サラダファミリー」の松下奈緒と勝俣州和と共に巡る様子が放送された。

旅の中で、3人は食事をしながら思い出深い話を交わした。神田は松下奈緒の加入以降の番組の変化について感謝の言葉を述べ、「奈緒が来た時から違いがみるみる見えて」と語った。これに対し、松下は「自由な番組で安心したんです」と心境を明かした。

神田は番組への参加当初の思いを振り返り、「僕が旅サラダを呼ばれて来た時には、朝8時からこんなもの見てくれないだろう？と。前任のＭＣ、草野仁さんが一生懸命やってきたのを…どうしたらできる？草野さんには絶対にかなわない。壊すしかないな、と」と告白した。しかし、彼は「でも旅の映像だけは絶対に俺は壊れるけどちゃんとしてほしい」と、番組の質を保つことへの強い思いを語った。

さらに、神田は自身が旅を好きになった理由を語り、「子供の時に見た『兼高かおる世界の旅』っていう番組があった。だから行ったことのない国を映像で見ると子供ってあこがれるんだよ」と振り返った。彼は世界をもっと見せたいという思いを強調し、「こんだけ世界中どこにも行けるといっても僕はもっと世界を見せたい」と語った。

神田は旅と旅行の違いについても言及し、「旅と旅行は僕の解釈は違う。旅行は行程を作っていく。旅は朝起きたらもう旅なんですよ。慌てることない。早く歩く必要ない。ゆっくり歩いて景色見ながら歩いた方がいいじゃん」と説いた。続けて、「だから俺は（生放送で）スタジオぎりぎりに行く」と笑いを誘った。

神田正輝の27年半にわたる「朝だ！生です旅サラダ」でのＭＣ活動は、多くの視聴者に愛され、番組の魅力を大きく引き上げた。彼の旅への情熱と、番組に対する深い思いは、多くの人々に感動を与え続けた。今後も神田の旅への冒険は続き、彼の新たな挑戦が期待される。