勝みなみ、基本に立ち返り自己ベスト「67」で好スタート!

勝みなみ、基本に立ち返り自己ベスト「67」で好スタート!

勝みなみ、自己ベストの「67」で好スタート

プロ8年目のキャリアを積み重ねた勝みなみが、基本に立ち返ることの大切さを実感している。27日、アーカンソー州のピナクルCCで開幕した「ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G」の初日、勝みなみは自己ベストの「67」で好スタートを切った。

基本に立ち返ったパッティング

開幕前日のプロアマ中、勝みなみはパッティングの基本に立ち返ることを決意した。「パターでフェースをかぶせて構えるのがクセだったけど、それを真っ直ぐに構えるようにした」と、彼女は語る。この小さな変更が大きな効果をもたらし、グリーン上でイメージ通りのボールが打てるようになった。スタートホールでは2メートルのバーディパットを沈め、好調な出だしを飾った。「良いストロークで打てたので、“これ良いかも”って1番で思えたのが良かった」と、彼女は初日の好スタートに自信を深めた。

クラブ選びも基本に

今週はクラブ選びも基本に立ち返った。前週の「クローガー・クイーンシティ選手権」では、中学生時代に使っていたツノ型パターを試したが、今週はピン型の「オデッセイ ホワイトホット バーサ・ワン」に変更した。エースパターの「オデッセイ オー・ワークス パター #1」は2017年モデルのため、今後エースに代わるものを探す中で試している1本だ。「やっぱり、ピンが打ちやすい」と、10年近く使っている形は期待通りの働きをしてくれた。

前半の好調ショット

前半は、パーオンを一度も失敗することなく、ショットも好調だった。風が強くなった後半では、15番(パー3)で初めてグリーンを外したが、手前のカラーから1パットでバーディを奪った。16番のティショットは風に流され、右のOBに入ってしまったが、4オン2パットのダブルボギーを叩いた。しかし、18番(パー5)では2オンしてバーディフィニッシュを決めた。「すごく伸ばせそうで、流れが止まっちゃった一日でした」と、惜しみつつも、調子の良さを示した。

自己ベストの「67」でトップ15入り

「67」のスコアは、初日としては今季自己ベスト。「いつも1、2アンダーを行き来していたので、それはちょっとうれしいかな」と、勝みなみは笑顔で語る。トップ15でスタートを切るのは、4月の「シェブロン選手権」以来の2位発進以来のことだ。「ショットもパットも良い感じ」と、自信に満ちた表情で、残り2日も伸ばし合いを引っ張っていく決意を語った。

(アーカンソー州ロジャース/谷口愛純)