カブス、ヘンドリックスの好投と鈴木誠也の復帰でレッズを完封!今永昇太の登板は回避
日本時間9月29日、カブスはカイル・ヘンドリックスの好投で昨季に並ぶ83勝目をマークした。今季限りでFAとなり、カブスの選手としての最後の試合の可能性もあったヘンドリックスは、7.1回を無失点に抑える好投。降板時にはスタンディングオベーションを受けた。カブス打線は8回に3点を先制し、そのまま3対0で勝利を手にした。カブスの鈴木誠也は右足首の故障から復帰し、2打数2安打2四球の活躍だった。
カブスの先発ヘンドリックスは今季最長の7.1回を投げ抜き、被安打わずか2の好投。今日の最高球速は約141.7キロに過ぎなかったが、トレードマークとも言えるチェンジアップとシンカーのコンビネーションでレッズ打線を手玉に取った。今季防御率5.92と苦しんだヘンドリックスは、今季限りで契約が切れるカブスと再契約を結ぶ可能性は高くない。8回一死で降板する際、球場に詰めかけたファンは2016年の世界一にも貢献した往年のエースをスタンディングオベーションで称えた。
カブス打線は0対0で迎えた8回、連打で無死2・3塁のチャンスを作って4番鈴木誠也を打席に迎える。鈴木は申告敬遠されて無死満塁になると、イサック・パレイデスが先制タイムリー。さらにピート・クロウ=アームストロングもタイムリーを放ち、その後押し出し四球で3点目を入れた。5勝目をゲットした2番手のタイソン・ミラー、3番手ポーター・ホッジは無失点リレーで、カブスの連日の完封勝利に貢献した。
右足首の負傷で欠場が続いていた鈴木は4日ぶりに「4番・DH」でスタメン復帰。第1打席はセンター前ヒット、第2打席は四球、第3打席はセンター前ヒット、第4打席は申告敬遠だった。今季成績は打率.283、OPS.850となっている。
また、明日のシーズン最終戦で先発する可能性があった今永昇太が、登板を回避することをクレイグ・カウンセル監督が試合前に発表。カウンセル監督は「リスクに対するメリットがなかった」と、プレーオフの可能性が潰えた状況で今永を故障のリスクに晒すことを嫌ったようだ。今永はルーキーイヤーを29先発、15勝3敗、174三振という抜群の成績で終えることに。ナ・リーグの新人王争いはポール・スキーンズ(パイレーツ)とジャクソン・メリル(パドレス)の一騎討ちと見られ、受賞の可能性は高くないが、ファイナリスト入りの可能性は十分だ。
この試合は、カブスにとって重要な意味を持つものとなった。ヘンドリックスの素晴らしい投球と、鈴木誠也の復帰による活躍が、チームの勝利に大きく貢献した。ヘンドリックスの7.1回無失点の投球は、彼のキャリアにおける最後の試合となる可能性もあったため、ファンからのスタンディングオベーションは彼の功績を称えるものとなった。また、鈴木誠也の復帰は、チームの打線に新たな活力をもたらし、8回の3点先制に繋がった。
カブスの投手陣は、ヘンドリックスに続き、タイソン・ミラーとポーター・ホッジが無失点リレーを果たし、チームの完封勝利に貢献した。ミラーは5勝目を挙げ、ホッジも安定した投球を見せ、チームの勝利を確実なものにした。
一方、カブスの若手投手今永昇太は、明日の最終戦での登板が回避された。カウンセル監督は、プレーオフの可能性が消えた状況で、今永を故障のリスクに晒すことを避けた。今永はルーキーイヤーで29先発、15勝3敗、174三振という素晴らしい成績を残し、ナ・リーグの新人王争いにも名を連ねている。ポール・スキーンズ(パイレーツ)とジャクソン・メリル(パドレス)との一騎討ちと見られる新人王争いにおいて、今永の受賞の可能性は低いものの、ファイナリスト入りの可能性は十分にある。
この試合の結果は、カブスの今季の成績に大きな影響を与え、チームの士気を高めるものとなった。ヘンドリックスの素晴らしい投球と鈴木誠也の復帰は、ファンにとっても喜ばしい出来事であり、カブスの今後の展開に期待が高まる。