陸上界に新風！田中希実、ジュニア世代とのランニング交流で新たなエネルギーを獲得

田中希実、ランニングイベントでジュニア世代と交流

29日、東京・調布市の味の素スタジアムで開催されたランニングイベント「TOKYO ROKUTAI FES 2024」に、パリ五輪の女子5000メートル、1500メートル代表の田中希実（ニューバランス）がゲストとして登場した。このイベントでは、小中学生の部で一緒に走るなど、多くの参加者と交流を深めた。

田中は、自身の今シーズンを振り返り、「今シーズンを終えて一区切りついた中で、日常の中に刺激を見つけるのが難しかった。しかし、子供たちと一緒に走って自然と笑顔が出るなど、走りながら刺激を逆にいただいた」と笑顔で語った。彼女は、イベントを通じて、ジュニア世代から新たなエネルギーを得ることができたと感じている。

ジュニア世代との積極的な交流

この日のイベントでは、田中は小中学生と一緒に走り、自身が走り終わった後も引き返して後方の選手と並走するなど、ジュニア世代との交流を積極的に行なった。「中間、後ろの方で走っている子たちもすごく頑張っているのが伝わってきた。その子たちが最後まで駆け抜けられるように、1人じゃないよって教えてあげたいという思いがあった」と、田中は振り返った。

今季のパリ五輪での活躍

田中は今季、パリ五輪の1500メートルと5000メートルに出場した。両種目とも決勝進出は果たせなかったが、次につながるレースになったと評価している。9月のダイヤモンドリーグファイナルでは6位に入賞するなど、結果も残し、今シーズンを締めくくった。

オフの予定

オフの予定についてはまだ確定していないが、例年より長めのオフ期間を設ける予定だ。この期間には、イベントに積極的に参加し、ランニングの魅力を伝える仕事もこなしていく予定だ。「まだ具体的にどう過ごすかは決まっていない。迷いがある状態です。温泉旅行とかはしたい。何かを見るという目的なく、ただ温泉に浸かってまったりする、特に目的なく過ごす時間があったらいいな」と、田中は語った。